2019/08/15

News が不可算名詞なのが納得いかない

日本語でも「ニュース」として使われている news という単語は、news という一つの不可算名詞である。これが昔からどうも納得いかなかったので、ちょっと調べてみた。

まず、news が new の複数形のように見えるという点。Oxford dictionary で調べると、new は形容詞または副詞としての用法があるが、名詞ではないので、複数形の s はつかない。

しかし、Online Etymology Dictionary によると(etymology は語源研究という意味)、

As a noun, "that which is new," also in Old English.

とあり、古語の英語では new は「新しいこと」を意味する名詞であったことがわかる。news は、この古語としての new の複数形である。

これがどのような歴史を経て不可算名詞になったのかわからないが、現代英語では、最初に述べたように不可算名詞なので、単数として扱われ、a はつかない。よって、以下のような文は文法的に誤りである。

I have a good news. これは I have good news. と言わなければならない。
Are there any news? 単数扱いなので、Is there any news? が正解。

では、「一つの良い知らせ」があるときは何と言えばいいのか?
というか、英語系の小話でよく出てくる「良い知らせと悪い知らせがあるけど、どっちから聞きたい?」では良い知らせも悪い知らせも 1 つだと思うので、a news に該当する表現がないとかなり不便な気がする。

ここでは、a piece of news という表現が使われている。

https://www.quora.com/What-is-the-singular-or-plural-of-news

このページは引き続き更新、いずれ UB3 に移す予定。
2019/08/12

「面倒くさい」「面倒くさいこと」の自然な英語

辞書では troublesome とか出てくるけど、これはどうも堅苦しい表現に思える。もっと自然な表現は何だろうと思って探してみた。

https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/1460/

このページには自然な例が載っていて、bother を使うケースが多い。ただし、今回の場合は「毎年やらなければならない面倒なこと」と書きたかった。具体的には、毎年ネットワークのパスワードを変更させられるのがどれだけ鬱陶しいか書きたかったので、名詞形が望ましかった。

便利そうなのは hassle という単語。言い合い、口論という意味もあるが、面倒なこと、困った立場などの意味も。"annual hassles" でも使用例がある。これが一番良さそうだった。

どうも、bother も名詞として使えるらしい
2019/07/10

「一日中」は all day なのか all the day なのか

どちらも文法的には正しいが、微妙なニュアンスの違いがある。その違いは、何かを限定する意味合いをもつ the からくる。

キャプテンアメリカというヒーロー映画がある。主人公スティーブは、敵に殴られるなど辛い目に遭っているとき、しばしば "I can do this all day" という。「一日中これができる = こんなの屁でもない」ということで、これは「特定の日なら一日中いつでもできる」と言っているわけではなく、「どんな日でも問題なく一日中できる」と解釈しないと意味がちゃんと伝わらない。

つまり、この場合には all the day でなく all day の方が状況に合っていることになる。


以下のような慣例もある。'All day' vs. 'all the day' という英語ページでの解説。

However, as you can see in the examples from Google, below, "the" is often omitted (as the reference states) when the time period has not finished, or has just finished.


この解説によると、all the + time という表現が原則として存在する。all the day, all the evening など。「基本は all the time だが、その time がまだ終わっていない場合、または終わったばかりの場合、the が除かれることが多い」とのこと。キャプテンアメリカの例と似ているようで、同じではない論理だと思う。

とりあえずは、この 2 つの根拠を覚えておきたい。

その他の表現としては、以下のようなものがある。

all day long, all the day long
the whole day: この場合、the は省略できない。
around the clock: 時計を使った表現

「一日中」の英語(all the day, all day long, around the clock…の違い)
2019/05/17

Proved と Proven の違い: どちらが正しいのか?

このページだと、単にアメリカ英語とイギリス英語の違いということになっているが、もうちょっと奥が深いようだ。

英語の解説ページを見てみよう(ここ)。

Proved は prove の過去形・過去分詞形。Proven は形容詞形という説明だ。例文はこれ。

There is no proven treatment, he said. It is not clear that plasma exchange helps.

意味するところは「証明された has been demonstrated」で、proved はこの形では使えないと書かれている。アメリカ英語、イギリス英語の違いはこの説明の後に言及されており、「ときどき proven が proved のかわりに過去分詞形として使われ、それはアメリカでより一般的である」。

元の英語ページには、たとえば has proved と has proven の英語の本における使用頻度の違いがグラフで載っているので、見てみるといいだろう。1800年代からの使用頻度なので、かなりのデータだ。proven が次第に過去分詞として使われるようになっているものの、まだ proved の使用頻度が高いことがみてとれる。

2019/05/03

「誰々に預けた」という言い方:"left 物 with 誰々" が良いか?

書類をサムに届けたくてアポなしで立ち寄ったけど、サムはちょっと席を外していた。ジョンが預かってくれたので、一応サムに「書類をジョンに預けたよ」とメールしておきたい。

こんなシチュエーションで、ベストの単語がぱっと出てこなかったのでググってみた。

最初に思い浮かんだのは "drop off"。辞書で調べてみると、いろんな意味がある。

落ちる、外れる
乗り物から降りる、下車する
運搬車などから物品を下ろす、納入する
落第する
(物を)置いていく
立ち去る
次第に少なくなる、衰える
(レンタカーを)乗り捨てる、借りたのとは違う場所で返す

などなど。たとえば郵便局に郵便物を置いていくときには drop off を使うような記憶がある。一つ思ったのは、これ、「人に預ける」に使えるのか?ということ。なんとなく人をモノまたは場所扱いしていて、ジョンに対して失礼なんじゃないかという気になってしまった。

じゃあ、「預ける」で検索してみるとどうなるか? 英辞郎では

bank(銀行に預ける)
check(乗客が荷物を預ける)
deposit(貴重品などを人に預ける)
entrust(大事なもの、ペットなどを人を信頼して預ける)
give(人にものを預ける)

などが出てくる。辞書的には deposit とか give が使えそうなんだけど、正直どれもピンとこない。さらに探していたら、leave を使うのが良さそうな気がしてきた。

I left ** with John

今のところ、日常のちょっとした「人に預ける」ではこれが最も自然に思える。


参考:
https://eikaiwa.dmm.com/uknow/questions/15580/
https://nexseed.net/blog/check/